2025年の夏旅はコレ!ツアー申込数でわかる本当に人気のお祭りランキング

じめじめとした梅雨が明け、太陽が輝き始めると、いよいよ日本の夏本番! 皆さんは、どんな夏の計画を立て始めていますか? 私にとって夏の楽しみといえば、やっぱり全国各地で開催される、あの熱気あふれる「夏祭り」です。太鼓や笛の音色、踊り手たちの躍動感、そして会場を包む人々の活気。想像するだけで心が躍りますよね。

日本には数えきれないほどの夏祭りがありますが、一体どれが本当に人気なのでしょうか? そこで今回は、ユニークな視点でのランキングをご紹介します。それは、日本の主要な旅行会社の2024年夏祭り関連ツアーの申込者数を集計したランキングです。一般的な人気投票とは異なり、「実際にお金を払ってでも見に行きたい!」と多くの人が選んだお祭りの順位と言えます。つまり、人を惹きつける確かな魅力があるお祭りがわかるのです。

このランキングを紐解きながら、上位にランクインしたお祭りの魅力や、気になる2025年の開催情報、そして、どのようにすればその熱気を体験できるのかをご紹介します。来年の夏旅の計画に、きっと役立つはずですよ!

多くの人が「体験したい」と選んだ夏祭りとは?ツアー申込数ランキング発表!

早速ですが、発表されたランキング上位9位を見てみましょう。

2024年 夏祭りツアー申込者数ランキング(阪急交通社調べ)

2024年 夏祭りツアー申込者数ランキング(阪急交通社調べ)
1. 東北四大夏祭り(青森ねぶた祭、秋田竿燈まつり、山形花笠まつり、仙台七夕まつり)
2. 阿波おどり(徳島県)
3. 祇園祭(京都府)
4. 五所川原立佞武多(青森県)
5. おわら風の盆(富山県)
6. よさこい祭り(高知県)
7. 盛岡さんさ踊り(岩手県)
8. 五山送り火(京都府)
9. 弘前ねぷたまつり(青森県)

いかがですか? 知っているお祭りはランクインしていましたか? このランキングを見ると、やはり東北地方のお祭りの強さが目を引きますね。トップ10のうち、1位の「東北四大夏祭り」に加え、4位、7位、9位と4つのお祭りが含まれています。東北の夏祭りが持つ独特の迫力や文化が、多くの旅人を魅了している証拠と言えるでしょう。

また、前回から順位を上げたという徳島の阿波おどりも注目です。踊りの熱気はもちろん、メディアでの露出増やアクセスの良さなども影響しているのかもしれません。伝統的な歴史を持つ大規模な祭りから、参加型の新しいスタイルの祭りまで、多様な顔ぶれが並んでいます。このランキングは、私たちが普段感じる「人気」とは少し違う、「実際に旅をして訪れる」という視点での人気を示していて、非常に興味深いですね。

熱気を肌で感じる!ランキング上位祭りの魅力と2025年情報

それでは、特に多くの人を惹きつけている上位のお祭りをいくつかピックアップして、その魅力と2025年の開催情報を見ていきましょう。

1位:東北の魂が燃える「東北四大夏祭り」

青森ねぶた祭、秋田竿燈まつり、山形花笠まつり、仙台七夕まつり

青森ねぶた祭、秋田竿燈まつり、山形花笠まつり、仙台七夕まつり。これら4つの祭りをまとめて巡るツアーが堂々の1位となりました。それぞれが異なる個性を持つ、東北を代表する祭りです。

  • 青森ねぶた祭: 巨大な「ねぶた」の迫力は圧巻!「ラッセラー!」の掛け声とともに跳ねる「ハネト」の熱気は、見ている側も体が動き出しそうです。
  • 秋田竿燈まつり: 稲穂に見立てた竿燈を額や腰に乗せて操る、人間のバランス感覚と技の極み。息をのむ美しさと力強さがあります。
  • 山形花笠まつり: 華やかな花笠を手にした踊り手たちが、「ヤッショ、マカショ!」の掛け声に合わせて舞い踊る、明るく楽しいお祭りです。
  • 仙台七夕まつり: 他の3つとは異なり、街中が色鮮やかな笹飾りで埋め尽くされる幻想的なお祭り。特に大きな吹き流しが風になびく様子は圧巻です。

これらの魅力的な祭りが同時期に開催されるため、まとめて体験したいという方が多いのも納得ですね。

2025年の開催期間:
* 青森ねぶた祭:2025年8月2日(土)~8月7日(木)
* 秋田竿燈まつり:2025年8月3日(日)~8月6日(水)
* 山形花笠まつり:2025年8月5日(火)~ 8月7日(木)
* 仙台七夕まつり:2025年8月6日(水)~8月8日(金)

2位:進化を続ける日本の三大盆踊り「阿波おどり」

阿波おどり

「踊る阿呆に観る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損々!」の掛け声でおなじみの阿波おどり。400年以上の歴史を持ち、そのエネルギッシュな踊りは見ているだけで心が躍ります。男性の力強い踊りと女性のしなやかな踊りのコントラストが魅力的です。

2025年は「THE AWAODORI」と総称が変わるなど、伝統を守りつつも新たな挑戦も取り入れています。伝統と革新が融合する阿波おどりは、まさに今が見ごろかもしれません。

2025年の開催期間:
* 2025年8月11日(月・祝)~8月15日(金)
* ※8月11日はオープニングである「匠の舞台 優りび-SUGURIBI-」が開催

3位:古都に息づく千年の歴史「祇園祭」

「コンコンチキチン、コンチキチン…」という祇園囃子の音色を聞くと、京都の夏を感じる方も多いでしょう。1000年以上の歴史を持つ祇園祭は、7月の1ヶ月間、さまざまな神事が行われます。

ハイライトは「動く美術館」と称される豪華な山鉾巡行。巨大な山鉾が都大路を進む姿は圧巻です。日が暮れて提灯に明かりが灯る「宵山」の幻想的な雰囲気もたまりません。歴史と文化が凝縮された祇園祭は、何度でも訪れたくなる魅力がありますね。

2025年の開催期間:
* 2025年7月1日(火)~7月31日(木)予定
* ※山鉾巡行は7月17日(前祭)と24日(後祭)

4位:巨大な山車が街を練り歩く!「五所川原立佞武多」

五所川原立佞武多

青森にはもう一つ、外せない「ねぷた」があります。それが、この五所川原立佞武多!なんと高さ約23メートル、重さ約19トンという、まさに「立つ」巨大な山車が街を練り歩くんです。

「ヤッテマレ!ヤッテマレ!」という威勢の良い掛け声とともに、夜空に向かってそびえ立つような立佞武多が進んでくる様子は、テレビで見るだけでも鳥肌モノです。生で見たら、その迫力とスケールに圧倒されること間違いなしです。

2025年の開催期間:
* 2025年8月4日(月)~8月8日(金)予定

5位:風情ある町並みに響く哀愁の音色「おわら風の盆」

おわら風の盆

富山市八尾町で開催される「おわら風の盆」は、ランキング上位の中でも特に幻想的な雰囲気を持っています。編笠を深くかぶった踊り手たちが、胡弓や三味線の哀愁を帯びた音色に合わせて、静かに、そして優雅に踊る姿は、見る者の心を捉えます。

風情ある石畳の町並みを、提灯の淡い光の中で踊りが続いていく様子は、日本の美意識が凝縮されたようです。2025年は数年ぶりに平日開催ということで、週末の混雑を避けたい方には良い機会かもしれません。

2025年の開催期間:
* 2025年9月1日(月)~9月3日(水)

この他にも、高知の「よさこい祭り」、岩手の「盛岡さんさ踊り」、京都の「五山送り火」、青森の「弘前ねぷたまつり」と、魅力的なお祭りがランクインしています。それぞれに地域の歴史や文化が色濃く反映されていて、日本の夏の多様性を感じさせてくれますね。

鉄道で旅する夏祭り!計画は早めに立てよう

ランキングを見て、「このお祭りに行ってみたい!」と思われた方も多いのではないでしょうか? 人気のお祭りは、遠方から多くの人が訪れるため、交通手段や宿泊施設の確保が重要になります。

特にビジネスマンの方にとって、移動時間も有効に使いたいもの。新幹線や特急列車といった鉄道を利用すれば、車窓の景色を楽しみながら、旅の道中も快適に過ごすことができます。主要な祭り会場の多くは、最寄りの駅からアクセスしやすい場所にあります。

しかし、人気のお祭りの時期は、鉄道やホテルの予約がすぐに埋まってしまうのが現実です。特に2025年は大阪・関西万博も開催され、例年以上に混雑が予想されます。

そこでおすすめなのが、旅行会社のツアーを利用することです。移動手段、宿泊、そしてお祭りをしっかり見られる観覧席などがセットになっているツアーなら、個人で手配する手間が省け、初めて訪れる場所でも安心して楽しめます。今回のランキングを発表した阪急交通社さんのように、お祭りへ行くためのツアーは多数企画されています。

少しでも気になったお祭りがあれば、早めに情報収集を始めるのがおすすめです。公式サイトで最新情報をチェックしたり、旅行会社のサイトでツアーを探したりしてみてください。

(※上記リンクは阪急交通社さんの特集ページです。最新のツアー情報や販売状況は、各ページにてご確認ください。)

忘れられない夏の思い出を、お祭りで!

今回のランキングは、多くの人が「体感したい!」と強く願う夏祭りの姿を教えてくれました。写真や動画だけでは伝わらない、あの熱気、音、匂い、そして会場に満ちる人々の活気こそが、夏祭りの最大の魅力です。

2025年の夏は、ぜひ日本のどこかのお祭りを訪れて、その土地ならではの文化に触れ、忘れられない特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの夏がより一層輝き出すはずです。

さあ、来年の夏はどのお祭りを「体感」しますか?

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