NISA活用は3人に1人?1万人調査で明らかになった資産形成の現在地と世代間ギャップ

「周りはみんなNISAをやってる気がする…」「今さら始めるのは遅いかな?」と感じているビジネスパーソンは少なくないだろう。しかし、実はNISAをまだ始めていないあなたは決して少数派ではないのかもしれない。オンライン株式スクール「株の学校ドットコム」が実施した1万人の大規模調査で、NISA活用のリアルな実態が明らかになった。

NISA活用は3人に1人という実態

今回の調査によると、「NISAを活用していますか?」という質問に対し、「はい」と答えたのは全体の33.0%であった。およそ3人に1人が活用しているという結果であり、新NISAが大きな話題となっていることを踏まえると、意外に少ないと感じるかもしれない。

NISAの利用状況に関する円グラフ

一方で、「いいえ」と答えた人は53.9%と半数以上を占め、さらに「NISAが何かわからない」という人も13.1%存在することが判明している。つまり、全体の3分の2はまだNISAを始めていない状況である。

年代別に異なるNISAへの意識

次に年代別のデータを見ると、さらに興味深い傾向が浮かび上がる。

年代別のNISA活用状況を示す棒グラフ

NISA活用率が最も高かったのは30代(34.8%)であった。結婚や出産、マイホーム購入など、将来のライフイベントを具体的に考え始める年代であるため、資産形成への意識が高まる傾向にあると考えられる。逆に、活用していない人の割合が最も高かったのは60代(60.7%)であり、すでに資産形成を終えている層や、リスクよりも安定を重視する層が多いことが背景にあると推察される。

20代がNISAを知らないのはなぜか

今回の調査で特に注目すべきは、若い世代の状況である。

年代・性別別の「NISAが何かわからない」人の割合を示す棒グラフ

20代では23.4%、つまり4人に1人近くが「NISAが何かわからない」と回答している。NISAは長期的な資産形成においてその真価を発揮する制度であり、時間を味方につけられる若い世代にこそ大きなメリットがある。しかし、「投資は難しそう」「情報が多すぎて何から手をつければいいかわからない」といった心理が、認知度向上の障壁となっている可能性が指摘できる。

投資経験者がNISAを活用する理由

一方で、すでに株式投資に取り組んでいる人たちのデータは対照的である。投資経験者に絞ると、NISAの活用率は77.4%と、約8割に跳ね上がる。

株式投資の取り組み別のNISA活用状況を示す円グラフ

これは、投資で得た利益が非課税になるというNISAのメリットが、投資経験者にとって非常に強力なインセンティブとなっていることを示唆している。つまり、投資の知識がある人ほど「NISAを使わない手はない」と判断していると言える。これは、これからNISAを始めようか迷っている人にとって、心強い情報となるだろう。

資産形成を始めるなら今からでも遅くない

今回の調査結果は、NISAが着実に普及しつつも、まだ多くの人にとっては「これからの選択肢」であることを明確に示している。特に、これから本格的な資産形成を考える若い世代には、大きなチャンスが広がっている状況である。

2月13日は「NISA(ニーサ)の日」とされている。この機会に、まずはNISAがどのような制度であるか、情報収集から始めてみてはいかがだろうか。今回の調査を実施した「株の学校ドットコム」では、投資初心者向けの様々な情報も発信しており、参考にすることが可能である。

株の学校ドットコム講師・窪田剛氏

調査概要 * 調査対象:全国の20代~70代の男女 * 調査人数:10,000人 * 調査期間:2026年1月3日 * 調査方法:インターネット調査 * 調査主体:株式会社トレジャープロモート * 出典:株の学校ドットコム

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