七夕に心温まる一杯を 福岡・香春町「山小屋」創業店で見つけた地域と子どもたちの絆

七夕というと、夜空を見上げながら願い事を書いた短冊を笹に飾る、どこか幻想的な日本の伝統行事ですよね。でも、中にはお店や地域と一体になって、子どもたちの笑顔と未来を願う、もっと身近で心温まる七夕もあるんです。

今回ご紹介するのは、福岡県田川郡香春町にある「九州筑豊ラーメン山小屋 創業店」で開催された、地元の子どもたちを迎えた七夕イベント。地域に根差した温かい取り組みを知って、なんだか心がじんわりと温まるニュースです。

地域と子どもたちの未来を願う七夕イベント

この七夕イベントに招かれたのは、地元の勾金(まがりかね)保育所の園児たち23名。山小屋の創業店にやってきた子どもたちは、持参した短冊や飾りを大きな笹に飾りつけました。

七夕イベントの様子

小さな手で一生懸命飾りをつける姿、自分の願い事が書かれた短冊を嬉しそうに見つめる瞳…。子どもたちの純粋な願い事を見ていると、こちらも自然と笑顔になります。飾りつけが終わると、園児たちは元気いっぱいに「七夕さま」の歌を披露。お店の中に響き渡る可愛らしい歌声は、訪れたお客さんやお店の方々にもきっと幸せな気持ちを運んでくれたことでしょう。

星形オクラが可愛い!特別な七夕ラーメン

イベントのハイライトは何と言っても食事の時間。子どもたちの健やかな成長への願いを込めて、この日のために用意された特別な「七夕ラーメン」が振る舞われました!

七夕ラーメン

この七夕ラーメンは、トッピングに地元香春町産のオクラとニンジンを使用。オクラは輪切りで星型に、ニンジンは可愛らしいハート型に模られ、さらに色鮮やかな星型のお麩が彩りを添えています。

七夕ラーメンを食べる園児たち

まさに「七夕」をイメージした、食べるのが楽しくなるような一杯ですよね。地元の食材を使って、こんなにも遊び心あふれる工夫をするなんて、本当に素敵なアイデアだと思います。子どもたちは、ハーフサイズの七夕ラーメンと餃子を美味しそうに実食。その満面の笑顔を見ていると、このラーメンが子どもたちの心とお腹をどれだけ満たしたかが伝わってきます。

地域と共に歩む「田川のソウルフード」山小屋

今回の七夕イベントは、ワイエスフード株式会社が展開する「九州筑豊ラーメン山小屋」が地域交流活動の一環として実施したもの。山小屋は、1970年に香春町で生まれた、創業55周年を迎える歴史あるラーメンチェーンです。

九州筑豊ラーメン山小屋 外観

独自の製法で丁寧に炊き出したスープと秘伝の「かえし」が生み出す味は、まさに「田川のソウルフード」。そんな歴史と実績を持つ企業が、創業の地で未来を担う子どもたちのためにこのような温かいイベントを開催するというのは、企業としての地域愛や社会貢献への強い意志を感じさせます。単に美味しいラーメンを提供するだけでなく、地域の一員として子どもたちの成長を願い、交流を深める活動を積極的に行う姿勢は、素晴らしい取り組みだと感じました。

温かい七夕の雰囲気を味わいに

今回のイベントで園児たちが飾りつけた短冊や七夕飾りは、6月19日から7月7日ごろまで、「九州筑豊ラーメン山小屋 創業店」(福岡県田川郡香春町鏡山1870-1)に飾られているそうです。(※状況により期間が変更になる場合もあります)

もしお近くにお越しの際は、お店に立ち寄って、子どもたちの可愛らしい願い事や、この七夕イベントの温かい雰囲気を感じてみてはいかがでしょうか。美味しい田川のソウルフードを味わいながら、子どもたちの未来にエールを送る、そんな素敵な七夕になるかもしれませんね。

地域に根差した温かい取り組みが、これからも全国に広がっていくことを願っています。

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