マイクポップコーンが国民的おやつへ躍進した背景とその戦略

「おやつは好きだが、健康も気になる」という現代人のニーズに応え、『マイクポップコーン』が過去最高の売上を記録した。ポップコーン市場で売上No.1の座を確固たるものとし、国民的おやつを目指す同ブランドの躍進は、そのヘルシーな秘密と巧みな戦略に支えられている。

国民的おやつへ加速するマイクポップコーンの躍進

長年にわたり愛され続ける『マイクポップコーン』は、過去最高の売上を記録し、ポップコーン市場で売上No.1を獲得している。2026年2月6日からは新たなテレビCMも放映開始され、その存在感は単なるスナック菓子の枠を超え、まさに「国民的おやつ」への道を駆け上がっていると言える。

この驚異的な躍進の背景には、社会全体の「健康志向の高まり」がある。消費者がおやつを選ぶ際に、美味しさだけでなく健康への配慮も重視するようになったことが、マイクポップコーンの成長を後押ししている。

2つのフレーバーのポップコーンのパッケージ。左はバターしょうゆ味で、右はキャラメル味。

健康志向に応える「食物繊維」という秘密

『マイクポップコーン』が現代の健康志向に合致する理由は、その豊富な食物繊維含有量にある。ポップコーンは、ごぼうやさつまいもといった食物繊維の代名詞とも言える野菜と比べても、その含有量は引けを取らないことがデータで示されている。

食物繊維含有量をグラフで示した画像です。ポップコーン、ごぼう、さつまいも、玄米、レタス、バナナの食物繊維含有量が表示されています。

『マイクポップコーン』では、2018年からパッケージで「レタス約2個分の食物繊維」が含まれていることを訴求し、2022年からは食物繊維をテーマにしたテレビCMも放映してきた。この「カラダにうれしいポイント」を継続的にアピールする戦略が、消費者の支持を集めている。

ポップコーンのパッケージの画像。左側には2018年当時のパッケージ、右側には現在のパッケージが写っている。どちらのパッケージにも「Mike」のロゴと「バターしょうゆ味」の文字がある。また、食物繊維が豊富に含まれていることと、レタス約2個分の食物繊維が含まれていることが示されている。

罪悪感なく楽しめる「いいおやつ」としての価値

食物繊維の訴求は、売上を過去7年間で1.6倍にまで伸長させるという具体的な成果につながっている。これは、現代人が求める「罪悪感の少ない“いいおやつ”」というニーズを的確に捉えた結果である。

グラフは、マイクポップコーンの各年の売上推移を表しています。2017年10月から2025年9月までの販売金額(出荷ベース)を示しています。

一方で、まだ約8割の人が家庭でポップコーンを日常的に食べないというデータも存在する。この現状を課題と捉えるジャパンフリトレーは、「国民的おやつ」という中長期ビジョンを掲げ、ポップコーンが「特別な日のスナック」というイメージから脱却し、日常的に楽しめる存在となることを目指している。

ポップコーン市場のブランド別シェアを示す円グラフ。マイクポップコーンが69.4%を占め、その他が30.6%である。

新CMとTikTok戦略で広がる「ポップで楽しい」世界観

「国民的おやつ」へのビジョン達成に向けた大きな一歩となるのが、2026年2月6日より放映される新テレビCMである。「ひとりじめ」篇と「キャラメル」篇の2種類があり、どちらも『マイクポップコーン』の「ポップで楽しい」世界観を表現している。

「ひとりじめ」篇では、ポップコーンを独り占めしようとする少年が、結局家族と分かち合う微笑ましいストーリーが描かれている。ここには、ポップコーンの美味しさだけでなく、食物繊維が含まれていることにも触れ、「みんなの味!マイクポップコーン」というメッセージで、多世代で楽しめる「いいおやつ」であることを伝えている。

テーブルに積み上げられたたくさんのポップコーンの袋 キッチンで皿を掲げて喜ぶ少年。テーブルには大量のポテトチップスが置かれている。 ドアの隙間から顔を覗かせる3人の人物。手前には高齢男性、その後ろに若い男性と女性がいます。 4人家族がソファーに座って、お菓子を食べている写真。

CMは「ポップで楽しい」音楽とコミカルなダンスが印象的である。さらに、2026年2月7日からは、お笑いコンビ「三四郎」の小宮浩信さんが踊るオリジナルダンスがTikTokで配信され、SNSでの拡散も狙う。これにより、より幅広い層へのアプローチと、日常的な消費のきっかけ作りを図っている。

眼鏡をかけた男性のポートレート。彼は青いジャケットと白いシャツを着ており、ネクタイをしています。彼の表情は真剣で、カメラを見つめています。

ジャパンフリトレーが牽引するコーンスナック市場の未来

『マイクポップコーン』は、1957年に日本で初めて誕生したポップコーンブランドであり、65年以上の歴史を持つロングセラー商品である。特に1983年に発売された「バターしょうゆ味」は定番となり、昨年9月には「マイクポップコーン キャラメル」も登場し、ファン層を拡大している。

このブランドを手掛けるジャパンフリトレー株式会社は、1957年に日本初のポップコーン製造・販売会社としてスタートし、現在はカルビー株式会社の完全子会社である。同社は『マイクポップコーン』だけでなく、「ドリトス」や「チートス」といった人気ブランドも手掛け、コーンスナック市場でシェアNo.1を獲得している。

確かな技術と市場を読み解く力を持つジャパンフリトレーの戦略が、『マイクポップコーン』の成長を支え、国民的おやつとしての地位を確立する原動力となっている。全国のスーパーマーケットやコンビニエンスストアで手軽に購入できる点も、日常的なおやつとしての浸透を後押ししている。

Frito-Layのロゴ。赤色の帯の中に白文字で「Frito Lay」と書かれ、その上に黄色い球体が配置されています。「Pop Your Time.」のテキストがロゴの下にあります。

ジャパンフリトレーの公式サイトでは、これらの商品の詳細や企業情報が確認できる。 https://www.fritolay.co.jp/

過去最高売上を達成し、国民的おやつを目指す『マイクポップコーン』は、健康に配慮しながらも、ついつい手が伸びてしまう美味しさを提供している。新しいテレビCMやTikTok企画を通じて、今後さらに多くの家庭に「ポップで楽しい」笑顔を届けることだろう。

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