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▲試合会場でのビジョン投影の様子。D-Rocksの試合が、地球環境への意識を高める機会にもなる。
さらに、シーズンオフ期間にはプロ選手を起用したプロモーション連携が予定されています。ファン感謝祭でのPRブース出展やお米の配布は、ファンが農業由来のJ-クレジットに間接的に触れる機会となり、環境問題への関心を高める効果が期待されます。また、2025年9月には選手が米農家を訪問し、稲刈り体験などを通じて交流する企画も進行中です。選手自身が環境保全の現場に触れることで、そのメッセージに説得力が増し、地域社会との絆を深める「顔の見える」環境活動として機能するでしょう。

▲ファン感謝祭でのお米配布。選手から手渡されたお米は、環境への意識も運ぶ。
今後の展望と市場性:スポーツを通じた社会貢献モデル
浦安D-RocksとNTTドコモビジネスの取り組みは、スポーツイベントが単なるエンターテイメントに留まらず、社会課題解決のプラットフォームとなり得ることを示しています。観客は試合を楽しみながら、同時に地球の未来を考えるきっかけを得ることができ、これはスポーツファンにとって新たな価値提供と言えます。
両者は来シーズン以降もカーボンオフセット試合を継続し、さらに脱炭素社会実現に向けた新たな施策にも挑戦する方針です。この先進的な取り組みは、他のプロスポーツチームやイベント主催者にとっても、持続可能な運営モデルを構築する上での重要な導入事例となるでしょう。スポーツが持つ影響力を活用し、環境意識の向上と具体的な脱炭素行動を促進するこのモデルは、今後さらに市場性を高めていくと考えられます。

▲NTT Sports XとNTTドコモビジネスの役割分担と連携が視覚的に示されているイメージ図。
関連情報
- 浦安D-Rocks 公式サイト: https://urayasu-d-rocks.com/
- ジャパンラグビー リーグワン 公式サイト: https://league-one.jp/
- カーボンクレジットの詳細(NTTドコモビジネス): https://openhub.ntt.com/journal/7876.html
- NTTドコモグループの2040年ネットゼロ目標: https://www.docomo.ne.jp/corporate/csr/ecology/environ_management/netzero/
- NTTドコモビジネスのGXソリューション: https://www.ntt.com/business/solutions/gxesg.html
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